成功のカギ🔑 〜小さな成功体験を体感してもらう〜

投稿日:2018年3月4日

カテゴリ:未分類

こんばんは  中島です。

 
今週は 20度を超える暖かい陽気もあり
『もうすぐ、は〜る🌸ですね〜ぇ ♫♪』
なんてココロを踊らせて技工をしていました。
 
 
 
春は別れと出会いの季節
この歳になると、卒業などの別れはなくなり
 
 
 
フレッシュマン、フレッシュウーマンなどの
新社会人に出会います。
 
 
 
デンタルスタジオ和でも4月から
専門学校を卒業した
新人くんを迎えることになっていますし、
 
 
 
各歯科医院さんにも、
新しい歯科医師さんや衛生士さんの
入社が決まっているので
 
 
 
しっかり コミニュケーションをとり
なごみスタイルでチェアサイドとラボサイドの
連携を強化し、アピール出来たらと考えています。
 
 
 
 
さてさて、今週は月に一度の
習志野の歯科医院さんの立会いの日でした。
 
 
 
 
 
印象に残った患者さんは二人居て
 
上顎のパーシャルデンチャーの
口蓋部の違和感の改善と
 
 
 
 
数年前に他医院で治療をして
下顎が左側にズレてパーシャルデンチャーが製作されてしまい、
顔貌が変わってしまっている患者さんです。
 
 
 
 
一人目の パーシャルデンチャーの口蓋部の違和感ありの患者さんは
患者さんの確認を取りながら、口蓋をカットしていったのですが…
 
 
 
 
「以前よりも気になり様な気がする…」
 
 
 
 
 
 
とご意見をいただいてしまい、
一瞬 慌ててしまいました。
 
 
 
 
確かに 舌の位置関係を考慮して
製作したパーシャルデンチャーを
患者さんの「違和感」と言う意見だけで
 
 
プレートをカットしてしまったので
もう少し話をして
 
 
 
思い込みなのか
 
それとも設計に誤差があったのか?
 
 
 
 
 
 
見極める時間が必要だったのかなと思いました。
 
 
 
 
今回の件で学んだ事は
金属床などの高額治療では
 
 
 
設計時にプレートのデザインを
レジンプレートなどを製作して
 
 
 
口腔内で試適し 
舌感の確認が必要だと学びました。
 
 
 
起こってしまった問題に対して
どう対応していくのか
しっかり 意見して 改善していきたいと思います。
 
 
 
 
そして、もう一人の患者は
下顎が左に6ミリくらい変位してしまっていました。
 
 
口腔内を診断すると模型上では
気づかなかったことがみえてきました。
 
 
 
人中に対して上顎のパーシャルデンチャーも
2ミリ位 左側にズレていて
 
 
 
それを正中として 下顎が6ミリズレているので
顔貌で見ると 下顎が左側に8ミリ位ズレていることになっていました。
 
 
 
 
今回は上下のデンチャーの正中が合う位置で
シリコンバイトで咬合採得をして
 
 
 
左側の空いたスペースにレジンプレートを製作して、
チェアサイドでパーシャルデンチャーの修理をして
バイトアップ、咬合改善をして
 
 
 
10日〜2週間のリハビリをしていただくことになりました。
 
 
 
咬合改善をすると、数日間は頬筋あたりにかなり違和感を感じるので
 
 
 
筋の話をしっかり患者さんにお伝えしてあげて、
モチベーションを維持してもらうのが必要不可欠です!
 
 
また、下顎左側変位による顔貌の改善が主訴だったので、
 
鏡で確認した瞬間の患者さんの納得の顔つきがとても印象的でしたし、
 
 
 
この様に 小さな成功体験を体感していただくことが、
モチベーションアップと信頼関係構築のカギになります。
 
 
 
 
今回は上手くいったケースと課題の残るケースとで
頭がパンクしそうでしたが、
 
どちらからも 学びをいただくことが出来ました。
 
 
 
 
毎回 チェアサイドでは 気づきと学びが多く
歯科技工士はラボで作るだけではなく
 
 
 
現場での気づきと学びを組み込んだ
技工製作が必要だと感じさせられます。
 
 
 
 
 
今後も二人の患者さんをしっかりサポートして
「この歯科医院に早く来れば良かった」と思ってもらいたいと思います。
 
 
ではまた〜
 
 
 
 

■ 他の記事を読む■